2018年06月30日

6月30日 土曜日

 おばはん一晩かかって漸くご機嫌直りつつあるなう やれやれ 猫は鎹 時の氏神にゃ 男はつらいのねんのねん
 黄色いタクシーでセブンイレブン往復わず 印鑑証明 ざるそば アイスクリームをゲットせり これで書類はすべて揃ったなう あとはスバルくんの荷物の載せ替えと引き渡しうぃる(これはスーパーオートバックスの大野山親方とフォルクスワーゲン西宮の店長がやってくれるうぃる) マフラーのみ荻野先生が教えてくれたAkrapovicに交換するだ
一晩中おばはんのご機嫌を取っていたので疲れて寝ていたわず 今宵は夏炉冬扇で美々卯の鱧すきうどんうぃる
秋田のT先生 いすずのべレットに乗っていてその色合いから麻酔科の教授くんがうんちんぐペレットと呼んだらあまり冗談は通じない男なので激怒していた 夜中に能登海浜と並行する田圃道をカチ飛ばしていたらカーブを曲がりきれずに田圃に直行 ひっくり返した亀みたいになって本人は無事だったがケーサツに大目玉 お百姓のおっちゃんに平身低頭 後年大阪にあったスポーツカー関西というスポーツカーのオーバーホールを専門にやってくれるところでオーバーホール 今は車庫に飾ってあるらしい
 2DKのボロアパートににゃん吉と暮らしていたとき半同棲のおばはんとポルポルくんで大好きな備中井原 備中高梁 備前邑久あたりをドライブして岡山市内の適当なホテルでめし(和食しか食わない)を食って帰って来たらにゃん吉の様子がおかしい わしの顔を見るなりニャーニャー鳴き始め玄関を入ってすぐの床にうんちが1個転がっている あれ こんなことする子じゃないのになと思いつつ風呂に入って出て来たら蒲団の上でぐったりなってしょんべんばちびり顔をのけぞらせて今にもコトッといきそうになっていた 鈍感な情緒派Zのわしもさすがに戦友の異変に気が付いた 軍律厳しき中なれどこれが見捨てておかりょうか 冬の寒い夜の風呂上がりであったからパッチを履いたまま必死のパッチで医院まで走りステロイドの注射スプレー酸素ボンベを取りに行った 仕事なんかどーでもいい おばはんとふたり寝ずの看病をして3日目の朝ふたりとも疲れ果てて眠りこけていたら枕元でピチャピチャという音がする 飲み食い出来なかったニャン吉が水を飲んでいたのである 新聞に書いたら一読者よりそれは大家がバルサンを焚いたのではないかというお便りが届いた 猫を飼ってはいけないアパートで大目に見てもらっていたことでもあるし助かったので文句は言えなかった 猫ぐらい安心して飼わせてほしい
 猫は必ず飼い主に急を知らせる 腎不全末期であることに気が付かなかったわしににゃん吉は飲みたいんだけど水が飲めないというアピールをした 優秀な獣医さんをまだ知らない頃だったので近所の獣医に往診に来てもらったら点滴パック丸ごと皮下に入れた ちょっと多過ぎはしないかと思って3日目は断った 4日目の夕方おばはんと買い物から帰るとトイレから炬燵に移動中のにゃん吉と遭遇したからいつものように抱き上げたら容態が急変した 俄に呼吸困難の様相を呈しおばはんがアンタ医者やねんからどないかしてあげて早く早くと言うものの風雲急を告げていてステロイドの注射を1本する時間しかなくそんなものではどうにもならないのは明白であった 1度人工呼吸をしたらガバッと起き上がったがそれまでであった わしの腕の中で息絶えた にゃん吉ーと呼んで号泣したが生き返ることはなかった 大量の皮下点滴で肺水腫になったものと思われた
 赤い日が仏陀よ海に落ちましたわたしの猫が今死にました
と毎日新聞に書いたら通勤の電車の中でそれを読んだ弟子のみうらっちは辺りを憚らず泣き崩れた わしは毎日泣き暮らし見かねたおばはんが八方手を尽くして仔猫を探してくれたが見つからずめいちまと遭遇することになるのであるがそれはまた別の話である このときの顛末は小説新潮に「キチや」というタイトルで書き読者の声涙をともに下らしめ「言うてすまんが」に収められている
 ビルマの首相ウーソーは物資も兵もすべて提供するから戦争が終わったら独立させてくれとチャーチルに会いにゆく 人種差別主義者のチャーチルは取り合わない 落胆したウーソーはルーズベルトに直訴しにゆくがチャーチルに輪を掛けた人種差別主義者であったため門前払いを食らわされる 傷心のウーソーが帰国途次ハワイに一泊したのが1941年の12月7日 翌未明轟音で目が覚めたウーソーは信じられない光景を目撃する 日本軍による真珠湾攻撃である 数百年の長きに亘って虐げられて来て手も足も出なかった白人が自分たちと同じ黄色人種の攻撃に逃げ惑っている これだと思ったウーソーはヨーロッパ回りで帰国する途中会って話したいことがあると日本に電報を打つ これがイギリスの防諜網にひっかかってウーソーは身柄を拘束される 本国では国父アウンサンが日本軍の協力を得て独立を勝ち取る 日本が敗戦してビルマを去るとイギリス軍が戻って来てこの日のために生かして来たウーソーの仕業と見せかけてアウンサンを暗殺 その娘のスーチーをイギリスに連れて帰って徹底的に反ビルマ思想を叩き込む 戦後ビルマに送り込まれたスーチー女史は反ビルマの先鋒となった どこかの国と似ていないか
 美々卯の鱧すきうどんわず うーん やっぱりフツーのうどんすきのほうが格段にうまいだね 味だけで言えば河道屋の芳香炉にしといたほうがよかったね パンツ一丁で食ったのに全身汗みずく 夏に鍋なんか食うものではないだね 冷房ギンギンにきかせて食べてね
 為政者の意見を変えさせる方法の一例 先師山本夏彦は自分は右翼であると書いた 辛口のコラムで人気を博しもした 時の政権に喜ばれるのは右翼に決まっている だから小渕恵三は定期的に一席を設け夏彦を招待しその意見を聞いたのである ここまで来ると夏彦が右翼の皮を被った左翼であったとしても為政者はその言に耳を傾ける 夏彦最後の弟子のわしだって筋金入りである わしは専ら人を笑わせることを旨としているが夏彦最後の弟子と聞けば転瞬のうちにそれくらいのことは合点しなければならない
posted by めいちま at 05:56| Comment(0) | 日記
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