2018年05月18日

5月18日 金曜日

 ちょっとした誤解で千里の病院に飛ばされたことがあった 院長と事務長に呼び出され月に400万は稼いでくれと言うから世間知らずのわしはわかりました1000万にしてみせましょうと答えて病院中の笑いものになった 赴任したのが1月 1月2月は鳴かず飛ばず どないしょうと焦っていたら3月に700万 4月には1000万 5月には1200万稼いで院長が特別にボーナスをくれた たまたま大学の仲間とゴルフに行ってわしの月給30万を馬鹿にされまくり頑張るのをやめた それでも700万以下にはならなかった 神は自らを助くものを助くというのは本当であるということを知った
 医局時代婦長さんを筆頭に看護婦さんが可愛がってくれた 病棟回診せずに家で寝ていても婦長さんがちゃんと指示を出しておいてくれた 焼き芋屋の笛が聞こえたら必ず買って渡したのは言うまでもない バツイチになって彼女が出来なかったとき婦長さんに助けてくでーと会いに行ったら15年ぶりなのに歓待してくれて看護婦さんの写真入りの履歴書を引っ張り出してきてさあどれでも好きな子選びなさいと言ってくれた 日頃の心がけは大事だなあと思った
  医局のご意見番としてみんなに恐れられていたおばはんの父親のシュライバーをほったらかして家で寝ていたらなぜか病棟の婦長さんから早く来なさいT先生カンカンですよと電話が掛かって来た 慌てて駆けつけたら口も利いてくれない ややあって「寒川 遠足に来てるんとちゃうねんど」とひとこと言ってから倫敦とか聖林とかわしにとったらスカみたいな漢字を次々に紙に書いて差し出すから悉く読んであげたら「寒川 おまえ凄いなあ」てなことになって爾来肝胆相照らす仲になった 会いたいなあ
 日大のタックル あれはいかん わしも学生時代後から跳び蹴りされて1分ほど昏倒したことがある 下手すりゃ下半身不随だよ
 備中国は笠岡で飼い猫が鼠を追いかけて来て寝ていた爺さまのキンタマを鼠と間違えてむしゃぶりつき卒倒して死んだという本当にあった話を雌猫で名前はタマでたまたま業務上過失致死でと盛りまくって毎日新聞に書いたらファンレターが殺到したことがあった
 「面目ないが」より@ NHKラジオ深夜便でワンクール2週間 再放送もありました
 妻去りしあの日は妻に会わざりき今日は金魚の死に目に会わず
 面目ないが、私はバツイチのにわかやもめである。バツイチ歴も平成九年でめでたく五年目となる。結婚するまでに三十四歳の長日月を要したにもかかわらず、別れるまではたったの六年しかかからなかった。それが浮世というものであって、箱屋の峯吉を刺殺した花井お梅、即ち「明治一代女」ではないが、済んだことは恨みっこなしである。ダメなものはダメなのであるからやむを得ない。やむを得なければ即ち仕方がない。あれはまだバツイチ前の夏の夜のことであった。
 夕飯を済ませてボーッとしていたら突然、玄関のチャイムが鳴る。もっとも、あんなものは「今から鳴らしますよ」なんてことを言う人はまずいないから、突然鳴ってよいのであるが、それでもやはりドキッとする。
 こんな時間に誰かと思って出てみると、家内の妹が浴衣姿で立っていた。何でもお祭りの帰りに寄ったとかで、見ると金魚が三匹入ったビニール袋を提げている。
 「ほう、金魚を飼うのか」
 と聞くと、
 「ちゃうねん、うちに金魚鉢がないから持ってきてん」
 てなことをおっしゃる。
 ローソクならともかく、今どき金魚鉢を常備している家なんてあるわけがない。仕方がないからその夜はその辺に吊しておいて、翌日、金魚鉢を買いに走ったのである。これを、金魚迷惑、という。
 夜店の金魚なら大和郡山で買えば一匹十円である。三匹まとめて三十円の金魚諸君に金魚鉢やら空気ポンプやらで一万円近く散財させられてしまった。いくら三十円とは申せ、生きものだもの、名前がないというのはよろしくない。そこで、大きい順に金太郎、金次郎、金三郎と呼ぶことにした。
 エサは最初生きたミジンコだったが、これが大失敗であった。大した量ではないだろうと思って袋ごと鉢にぶちまけて驚いた。金魚が見えないのである。これでは金魚を飼っているのかミジンコを飼っているのだかわからないから、乾燥のエサに変えることにした。
 ある日、喜々としてエサを与えていたら、
 「その子ら、ほんまにオスなん?」
 と家内が言う。
 それは言える。考えてもみなかった。万事こういう調子だからバツイチの憂き目に遭うのである。
 最も長生きしたのは金次郎であったが、家内が出て行った数日後、仕事から帰ってみると腹を見せて浮いていた。爾来、金魚は飼っていない。
posted by めいちま at 15:29| Comment(0) | 日記
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